中村産業株式会社は、1960年2月の設立以来、2020年2月をもって設立60周年を迎えます。
当社が今日ありますのは、ひとえに、お取引先様をはじめとする全てのステークホルダーの皆様による、長年のご指導・ご支援の賜物です。この場をお借りし、深く感謝申し上げます。
また、創立以来、熱意を持ち続け当社の発展を導かれた諸先輩方や、社業に貢献されてきた全ての従業員各位に対し、改めて御礼申し上げます。
この60年を振り返ると、当社の歴史は、高度経済成長期頃から始まった、食を取り巻く環境の変化とともに歩んできたと言えます。ちょうどスーパーマーケットが日本国内において台頭し始めた時期に誕生した当社は、食品の購入スタイルが変化していくことをいち早く見据え、欧州から食品加工機械や包装機などを輸入しました。国内ニーズに合わせたアイディアを加えて販売し、アフターメンテナンスはもちろん、製造工程での問題などをお客様とともに解決していく事業を開始したのです。
以降、ファミリーレストランやコンビニエンスストアの登場、中食市場の拡大といった様々な変化を事前に捉え、「前進」という企業理念のもと、創立より一貫して、誰もやっていないことに挑戦し続けてまいりました。これらが実現できたのも、一流の仕入れ先様のご協力を得るとともに、「新しい機械、うちの会社が注文するよ」といった、お得意先様の後押しがあったからこそだと、感慨深く思っております。
そして60周年を迎える今、社名を変更するとともに、さらなる発展に向けた一歩を踏み出すため、「先を見据え、さらに前へ、もっと前へ進んで行く」という誓いを込め、60周年記念のスローガン「Advancing to the Future」を掲げました。またこの度、60年の長きにわたりご支援を賜った皆様に感謝の意を込めて、本誌『中村産業株式会社 60年史』を発行致します。当社60年の蓄積と現在の事業、及び今後の事業活動について是非ともご高覧いただき、今後とも一層のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
代表取締役社長 中村 剛太郎
当社の事業は機械設備や包装資材の販売にとどまりません。
創立より培ってきたノウハウやネットワークによって実現する
工場設備一式の総合的な提案から、アフターサービス、パーツ管理などに至るまで、
設備のライフサイクル全体を見据えたソリューションを行動指針のもと提供しています。
現在は食品業界や医療業界が主な活動領域ですが、
今後は、積極的に他業界へも進出し、事業領域を拡大していく予定です。
これからも当社は、事業の幅をさらに広げ、生活者が安全・安心に暮らすことができる
社会の実現を目指してまいります。